代表メッセージ
山王学院の目指すもの
私たちは、人間にはそれ程能力の差はないと考えています。15年ほど前に「オール1の落ちこぼれ、教師になる」を出版された宮本延春さんは、中学校卒業時の学力評価は「主要科目オール1」で、漢字は自分の名前だけ、英語はbookしか書けず、数学に至っては「九九の二の段」までしかできず…という悲惨な状態でした。しかし、23歳の時にある切っ掛けで勉強に目覚め、3年後には名古屋大学に合格します。私たちは、彼の存在が人間の能力に本質的な差が無いことを如実に証明していると考えています。しかし現実を見れば、「勉強の得意な子」がいたり「勉強の苦手な子」がいたりで、生徒一人ひとりの学力は同じではありません。何が違うのでしょうか。
山王学院は、合格を確信させてくれる生徒には或る共通点があることに気付いています。それは、彼ら彼女らは皆、「自分の合格を確信している」ということです。「合格する」と確信し、「合格する自分を明確にイメージしている生徒」は必ず合格します。この様な生徒は、一度習ったことを是が非でも自分のものにしようと、真剣にノートを取ります。「不合格になるかも知れない」という不安がない訳ですから「合格という山」を生き生きと真っ直ぐに登って行くことになります。
それでは、生徒のみなさんに合格を確信して頂くには何が必要なのでしょう。その為には先ず、我々教師が学者、医者、役者、芸者、易者の「教師五者」を常に意識しなければならないと考えています。
学者として、私たちは生徒の10倍の知識や知恵を持たなければ、難問と言われるものを系統立てて「簡単に」教えることはできません。難しい問題を難しく教えることは誰でもできますが、それでは教師と言えず、アルバイトで小学生や中学生を教える大学生教師と違いはありません(全員とは言いませんが)。
医者として、私たちは生徒が抱えている問題(何が分かっていないか)を正しく分析し、それを根本から解決します。時間がかかる場合もありますし、短期に集中して教えなければならないこともあります。お子様の状態を見ながらどの方法を採るか保護者と相談しながら決めていきます。
役者として、私たちは生徒を惹き付け、時には笑いを入れながら授業を進めます。授業の合間に、それまでに出会った「感動するお話」や「その時々の話題」などを入れ、説明や話の内容に緩急を付けることにより単元の重要事項をより記憶しやすいように工夫します。
芸者として、私たちは辛い(と思っている)勉強を楽しいものに変えます。その為に、授業にゲームの要素を取り入れたり、楽しい競争などを通してワクワク感を出したりします。小学生では、FLENSというアプリの中で、全国の小学生と「対戦」します。
易者として、私たちは過去のデータから合格に必要な学力と生徒の実力とを正確に測定し、合格の可能性を出来る限り正確にお伝えします。生徒・保護者の皆さんはその情報を基に、より良い受験をして頂くことが出来ます。また、その生徒の将来性や適性についても気付くことがあれば、積極的に保護者にお伝えします。
小学校や中学校の勉強は、優秀であれば高校生でも教えることが出来ます。また、普段勉強しない子が塾に行けば成績は必ず(少しは)上がります。それは、全くやらない状態から少しやる状態になる訳ですから当然のことでしょう。しかし上昇は長続きせず、元の木阿弥になることが多いと言うのが実情です。
また、実力より高めの中学・高校を目標として設定している場合、本人の自覚だけで目標レベルまで自分を引き上げることは難しく、その結果「残念だったね」となることが多いのもまた事実です。
山王学院は「教師五者」を常に意識し、生徒の皆さんとは「感謝」「地道な努力」そして、「利他の心」の重要性を共有し、【豊かな合格】を目指して努力し続けます。是非、山王学院にご期待下さい。
代表 合田 威里
元大学講師(国際関係)
筑波大学大学院修了