代表メッセージ

代表メッセージ

今こそ、パラダイムシフト!

 諸外国から、いつまでも日本は産業構造を変えられないと長年言われ続けています。日本は高度経済成長を達成し、「アナログ技術」の性能を磨いて世界第2位の経済大国を何十年も維持できましたが、1990年代に始まった本格的なデジタル革命には全く対応できず、相変わらず、技術の向上だけで経済発展を維持、発展しようとしています。しかし、それでは、アップルのような新しいコンセプトで物作りをし、世界を「アッ」と言わせるような製品は作れません。多くの専門家に、30年以上前から「日本が世界にキャッチアップする(追いつく)時代は過ぎた。最早追いつくべきモデルがなく、日本自らが世界の規範となる時代が来ているのだ」と言われてきましたが、残念なことにその後のデジタル時代には「全く」対応できず、国力は相対的にずるずると後退する一方です。

変えられない教育

 教育の分野はどうでしょうか。この分野でも多くの専門家が、戦後に作られた6・3・3・4制の教育システムは、既に時代にマッチしていないのではと指摘します。例えば、入学年齢や時期、学習内容を細かく定め、年齢と学年がリンクし、理解が早い子も遅い子も同じ内容を勉強させて自動的に進級・進学する「履修主義」は今の時代に合っているのか、とか、それより、諸外国のように年齢とリンクした学年指定を取り払い、その子の修得状態に合わせて勉強させる「修得主義」の方が良いのではないか、などです。そして、「飛び級」や、「小中高の垣根の撤廃」等々を一部で導入していますが、どれも中途半端に終わっています。更に、学校の国際化を進めるための「秋入学」の導入も、接続に問題があるとして殆ど行われずにいます。また、それ以外でも、これからの世界でより良く生きるためにICT能力が不可欠として、学校のデジタル化を決めても、教師のICT活用能力を強化する取り組みは不十分で、少し古い資料ですが、2018年のOECD(経済協力開発機構)の調査でも「デジタル端末を授業に取り入れるために必要な技術や指導力を持つ」と校長が評価した学校に通う15歳の生徒の割合は日本が27.3%で、参加した29か国・地域中最下位とのことです。何もできません。
 では日本の英語教育はどうなったのでしょう。日本人の英語力は何と世界の最底辺と言われています。TOEIC 他、様々な試験結果がそのことを示しています。汚名返上とばかり、文部科学省も様々な努力をしてきたのでしょうが、一向に順位は変わりません。その状態を改革すべく、2020年より、それまでの「読む」「聞く」だけを検査する試験に代えて、「書く」「話す」を加えた4技能の総合的な英語力を検査する「画期的改革」の導入が決まりました。しかし、公平性が保てないということで予想通り延期(廃止)になりました。(共通テストで、英語のリスニング力の配点が半分を占めるようにはなりましたが…。)

変えられる心・取り組み

 例えば、子供は「算数が難しい」とか「英語が難しい」「数学が難しい」とよく口にします。しかし、難しいのは実はそういった教科ではなく、「勉強すること(勉強に取り組むこと)」が難しいのです。教科それ自体はそれほど難しくはありません。ですから、本気で勉強し出せばそんな先入観はすぐに消えてしまいます。では、どうやって「勉強すること」が出来るようになるのでしょう。
 勉強の効能を、「将来大会社の社長になれる」とか、「医者や弁護士になって豊かな生活を送れる」などと、勉強が将来、地位やお金に繋がる利己的な話をしても生徒はなかなか勉強してくれません。重要なのは、大きな会社の社長になって人のために何が出来るか、医者や弁護士になって人のために何をするかだと思います。その為には、生徒には志、夢を持ってもらい、または持っているその夢をしっかり確認してもらうことが必要です。山王学院では、生徒の皆さんには、先ずその一歩として、自分の為ではなく、家族や友人など、他の人のために頑張り励まし合うことが勉強を楽しくする方法だと伝えています。
 山王学院は「利他の心」を養い、お互いに夢を語り合い励まし合う環境をとても大切にしています。授業の前後に行われるホームルームや学習グループ(学グル)、またコロナの影響でここ2年ほど実施できていませんが、毎年恒例の夏期合宿などを通してこうした心を養い、将来、生徒の一人ひとりが社会・世界に貢献し、活躍して頂ければと願っています。

AIが描き出す未来

 AIが人間の能力を超えるのは明らかです。我々人間は知識や経験を蓄積しても、死んでしまえば全てがゼロになり、新たに生まれてくる人間はまたそれらを一から積み上げていかなければなりませんが、死ぬことのないAIは永遠に経験や知識を蓄積することが出来ます。最早、人間側に勝ち目はないでしょう。そして今後、全ゆる知的分野で人間から仕事を奪っていくのだと思われます。経験や知識が必要とされる職業は根幹の部分をAIに置き換えられる可能性があります。例えば、病気の診断では症状や各種検査データを入力すればAIが膨大な知識と過去のデータを照合して、人間以上に正確に診断が出来るようになると言われています。また、裁判などでも、必要な項目を順に埋めていくだけで、裁判資料を作成し、過去の判例から勝訴確率なども示すようになるのではないかとも言われています。SF世界の様に思えますが、将棋の藤井聡太四冠が、過去の全ゆる対局を分析し、最強の指し手で攻めてくるAIとの対戦を通して進化していると聞くと、それはそれほど遠い未来の事ではないと思われます。

山王学院とAIそして英語教育

 山王学院は来年度から、この現状を打破すべく、IT教育の充実に大幅に舵を切ります。現在、既に、SET(Sanno EdTech)と名付けたシステムを導入し、教室以外で出来る予習や復習、確認テストなどはネットを使って行っています。そのため、山王学院の生徒は、ライブ授業しか行わない塾に比べて、2倍の教育サーヴィスを受けられるようになりました。更に今後、AIを積極的に導入し、塾生の弱点分析や問題点の解決方法を探っていきます。
 英語に関しては、高校中級レベルの実力を認める英検準2級に88名の山王生(児童・生徒)が、また、高校卒業程度の2級には18名が、大学中級レベルの英検準1級に関しては、現在3名の高校2年生(トータル13名)が合格を果たしています。
 今後、山王学院は、この英会話やすでに無学年制の「東進中学NET」だけにとどまらず、様々な分野で「修得主義」を進めてまいります。

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