山王学院の紹介

代表メッセージ

英語教育の大改革

 2020年より我が国の英語教育が大改革されます。TOEICやTOEFLなどといった英語力を測定する試験の国別ランキングで、日本が常に「最下位層」に留まり、食料も不足していると報道される北朝鮮にも後れを取り始めて、文部科学省もようやく覚醒したのでしょうか。
 
 実は様々な改革は今までにも行われてきましたが、なかなか結果に表れていません。質と量の両面がまだまだ不足しているようです。実際、現時点までの様々な試みにも拘わらず、TOEFL(2016)においても、日本はアジア地域で30か国中26位と相変わらずの低空飛行です。この現状を打破すべく、2020年の改革は、「読む」、「書く」、「聴く」、「話す」の英語4技能をよりバランスよく鍛え、それを実際の英語でのコミュニケーションに反映させようとしています。小学校高学年での英語の教科化、英語の授業時間数の増加、単語数の大幅増加、中高での英語による英語の授業などがそれに当たります。今回は成功するのでしょうか。
 
 さて国の改革とは別に、山王学院は設立当初より英語教育に力を入れてきました。その理由は、英語を使うことによって「人生が様々な面でより豊かになると同時に、これからの厳しい世界環境の中でも堂々と生きていける」と確信しているからです。そして我々はこの強い確信の下、生徒の皆さんの英語学習を強力に応援してきました。その結果、実用英語技能検定(英検)で毎年、極めて多数の中学生を3級に留まらず準2級、そして2級合格に導いています。英検準2級は高校初頭レベル、また2級に至っては高校卒業程度の英語力を測るものですから、これは手前味噌ながら、山王学院の英語の指導力がかなりの水準にあることを示しているのかも知れません。

シンガポールの取り組み

 さて、英語力では常に圧倒的アジアNo.1の位置を占めるシンガポールはどの様な英語教育を行っているのでしょうか。調べると確かにそれは徹底したものでした。徹底できた理由として「イギリスの植民地としての経験」などいくつか挙げられますが、実はその最大のものは「シンガポール建国の父」と呼ばれ、英語を第一公用語にしたリー・クアンユー初代首相の揺るぎなき英語教育に対する信念であったようです。彼の国家経営手法は、「開発独裁」と批判もされますが、彼は1965年にマレーシアからほぼ追放される形で独立したシンガポールを、短期間で世界有数の中継貿易・金融などの一大拠点に押し上げ、シンガポール国民の平均年収を、日本のそれを優に超える5万米ドルまで引き上げた大宰相でした。

 彼は様々な改革に取り組みましたが、その中でもひときわ大きなものが英語教育だったと言われています。彼は英語の重要性ついて、「英語があらゆる分野で世界トップクラスに上り詰めた人材の共通語になっている」とか、「最先端の議論は英語で行われ、新たな技術革新や発見は英語を中心に行われるため、様々な分野で活躍したければ英語を学ぶことが必須となってくる」などと述べています。またインターネット時代のシンガポールの立ち位置について、「英語が世界やインターネットの共通語である時代に、国民がみな英語教育を受けているという強みがある」とも述べています。インターネットの公用語が英語であるため、膨大な情報が母国語で入手できることはこの情報化社会においてきわめて有利な条件だと指摘しているのです。
 
 過去を振り返ると確かに、全ての理由が英語力に収斂する訳ではないでしょうが、インターネットが普及し始める1995年頃まで、GDPで日本(5.5兆米ドル)はアメリカ(7.7兆米ドル)を猛追していました。しかしインターネットが本格的に普及し始めた90年代半ばから状況が一変し、その後は長い停滞状態が続いています。逆にインターネットを駆使するアメリカ経済は絶好調で、日本はアメリカに追いつくどころか、GDPで3倍近くの差をつけられる惨状です。


リー氏の英語教育に対する「哲学」

 リー・クアンユー氏は、自身の英語での教育を通じて、英語教育に関する独自の「哲学」を持っていました。彼は「英語教育を受けた人」がそれまでの中国人やマレー人、インド人といった民族を越える存在であると確信し、彼らが単に英語を自由に操るだけの人間ではなく、「同質」であり、「母国語だけを話す人々とは一線を画す存在」であると考えました。そしてこのような集団こそが、後に従来の民族別社会を超えて、シンガポールという国家を形成するグループを生み出し発展させるのだと信じていました。シンガポールでは英語の他、中国語・マレー語・タミル語も公用語とされていることから分かるように、彼は民族やその民族が使う言語を否定していた訳ではありません。そうではなく彼がそうであったように、彼は英語を通して民族の垣根を取り払い、世界中の誰とでも繋がることのできる、それこそ所謂cosmopolitan(世界人)が集まる国家を目指したのです。彼の目指した通り、現在のシンガポールは、有能な人材が世界中から集まり巨大企業のビルが林立する世界経済のHubとなっています。また、THEの「世界大学ランキング」でも東大46位に対し、人材が集まるシンガポール国立大学は22位、アジアに限定すれば堂々の1位に輝きます。

本気の英語教育

 山王学院は、年少からの「東進こども英語塾」から、今年開講した高校生の「英検準1級合格講座」などを通し、更に、様々なイベントも実施しながら、各段階の生徒の英語力向上に全力を傾注してきました。ですから、これからの英語教育の大改革には大賛成です。ただ、「世界の共通語である英語の教育を、国家としてどう位置付けるか」、「英語を使ってこの日本をどのように変えてゆくのか」といった国家の根本にも関わる「哲学」なしに英語指導を強化してもどこか中途半端に終わる気もします。しかし、ただ「哲学」を待っているだけでは少しも進歩はありませんね。山王学院は、将来世界で活躍する生徒の皆さんの為に、今後ともできる限りのお手伝いをしなければならないと考えています。

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教師育成システム

授業研修

「塾の商品」は「教師」です。「わかりやすく成績の上がる授業」をどの校舎でも提供できるよう、山王学院では授業研修に力を入れています。研修を受け、合格した人のみが、教師として教壇に立つことを許されます。また、教師として教壇に立った後にも、毎週行われる模擬授業にて、教務力の向上を全社あげて図っています。

教師アンケート

年に2回、中学生を対象に、担当教師のアンケートを実施しています。「その先生の授業を受け、実力がついたと感じるか」「厳しいときと楽しいときのメリハリがついているか」「その先生の授業を受けてやる気になるか」「その先生の授業を引き続き受けたいか」などの項目について評価をしていただきます。その結果に応じて教務力の見直しを行います。

教務テスト

年に2回、教師も担当科目のテストを受けます。理科・社会は「公立入試」、英語・数学・国語は「難関私立入試」の内容でテストします。これによって、担当科目の知識を高め、授業に役立てています。

コーチング研修

山王学院の教師は、日本青少年育成協会が定める、「教育コーチング認定」の取得をすすめています。自立こそが教育コーチングの目的であり、生徒が「自ら求め」「自ら考え」「自ら取り組む」姿勢を生み出せるように、コーチング力を身につけます。

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